「美少女戦士セーラームーン」「カードキャプターさくら」…。少女アニメの世界観をモチーフにしたファッションが、大人の女性たちの間で静かなブームとなっている。バッグやシューズ、コスメなどコーディネートのアクセントとしてさりげなく取り入れるのがポイントで、幼い頃に憧れたヒロインに“変身”する喜びをひそかに味わうのだという。
一見分からないデザイン
JR東京駅に隣接する地下街「東京キャラクターストリート」の一角に昨年6月にオープンしたキャラクターショップ「オトナ女子美日和(じょしびより)」。玩具大手、バンダイ(東京都台東区)の直営で、同社が開発した少女アニメをモチーフにしたコスメなどのファッショングッズを販売し、連日多くの女性客でにぎわっている。
とりわけ人気が高いのは、1992年のアニメ放送開始から今年で25周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」の世界観を取り入れたコスメグッズだ。化粧品大手、資生堂(中央区)のブランド「マキアージュ」と共同で開発し、今年4月に売り出したファンデーションケース(税込み3780円)は、小さな星や月などがちりばめられたデザインで、洗練された印象を与える。
ファンデーションケースを愛用しているという会社員の女性(34)=杉並区=は「アニメが前面に押し出されていると外出先で使いにくいが、一見しただけでは、アニメ関連グッズとは分からないデザインであるのが気に入っている。それでいて、分かる人には分かるので話題も弾む」と話す。
浮かないようにデザイン
バンダイはこのほかにも、セーラームーンのヒロインらが少女から「セーラー戦士」へと変身する際に使うブローチをモチーフにしたコンパクトケース(税込み4104円)などを販売。2013年の発売当初は、光沢が強く厚みのあるデザインだったが、アンケートで消費者から「かわいすぎて使えない」「ポーチの中でかさばる」などの声が寄せられたため、昨年、色合いを抑えた薄型のデザインへと刷新した。
6月には、セーラームーンやセーラーマーキュリーなど5人のヒロインたちをモチーフにした口紅(税込み3024円)も発売される。
「大人の女性のポーチの中のアイテムで浮かないようなクオリティを心がけた」と商品開発を担当したバンダイの藤岡彩加さんは語る。ターゲットに据えているのは、アニメ放送時に10歳前後だった20代後半から30代前半の女性。「キャラクターは古びず、大人になってもかわいいと感じることができる。かつてこのアニメが好きだった多くの人たちに手に取ってもらい」
いずれも数量限定で販売しており、そのプレミアム感も人気を後押ししているようだ。
http://www.sankei.com/premium/news/170622/prm1706220003-n1.html
一見分からないデザイン
JR東京駅に隣接する地下街「東京キャラクターストリート」の一角に昨年6月にオープンしたキャラクターショップ「オトナ女子美日和(じょしびより)」。玩具大手、バンダイ(東京都台東区)の直営で、同社が開発した少女アニメをモチーフにしたコスメなどのファッショングッズを販売し、連日多くの女性客でにぎわっている。
とりわけ人気が高いのは、1992年のアニメ放送開始から今年で25周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」の世界観を取り入れたコスメグッズだ。化粧品大手、資生堂(中央区)のブランド「マキアージュ」と共同で開発し、今年4月に売り出したファンデーションケース(税込み3780円)は、小さな星や月などがちりばめられたデザインで、洗練された印象を与える。
ファンデーションケースを愛用しているという会社員の女性(34)=杉並区=は「アニメが前面に押し出されていると外出先で使いにくいが、一見しただけでは、アニメ関連グッズとは分からないデザインであるのが気に入っている。それでいて、分かる人には分かるので話題も弾む」と話す。
浮かないようにデザイン
バンダイはこのほかにも、セーラームーンのヒロインらが少女から「セーラー戦士」へと変身する際に使うブローチをモチーフにしたコンパクトケース(税込み4104円)などを販売。2013年の発売当初は、光沢が強く厚みのあるデザインだったが、アンケートで消費者から「かわいすぎて使えない」「ポーチの中でかさばる」などの声が寄せられたため、昨年、色合いを抑えた薄型のデザインへと刷新した。
6月には、セーラームーンやセーラーマーキュリーなど5人のヒロインたちをモチーフにした口紅(税込み3024円)も発売される。
「大人の女性のポーチの中のアイテムで浮かないようなクオリティを心がけた」と商品開発を担当したバンダイの藤岡彩加さんは語る。ターゲットに据えているのは、アニメ放送時に10歳前後だった20代後半から30代前半の女性。「キャラクターは古びず、大人になってもかわいいと感じることができる。かつてこのアニメが好きだった多くの人たちに手に取ってもらい」
いずれも数量限定で販売しており、そのプレミアム感も人気を後押ししているようだ。
http://www.sankei.com/premium/news/170622/prm1706220003-n1.html