自動車メーカーのマツダは、ことし7月に会社のサーバーが外部から不正なアクセスを受け、社員などの10万件余りの個人情報が流出した可能性があると発表しました。顧客の個人情報は含まれていないということです。
発表によりますと、ことし7月、会社のアカウント情報などを管理するシステムのサーバーが不正なアクセスを受けました。
影響を調査した結果、マツダやその協力会社の社員、それに取引先の担当者あわせて10万4732件の個人情報が流出した可能性があることがわかりました。
流出した可能性があるのは、氏名や電話番号、メールアドレスに加え、会社のシステムのユーザーIDやパスワードなどです。
顧客の個人情報は含まれていないとしています。
会社はサーバーをシャットダウンするなどの対応を取り、これまでに個人情報が悪用された形跡などは確認されていないということです。
不正アクセスは、会社に設置したサーバーのぜい弱性が悪用されたものだったということで、マツダは「調査に時間を要し、深くおわび申し上げる。今回の事態を重く受け止めセキュリティ体制の改善など再発防止に全力で取り組む」とコメントしています。
2023年9月15日 20時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230915/k10014197351000.html