川崎 遺体遺棄事件“殺してしまったかも”容疑者親族1月に説明
2025年5月6日 11時35分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250506/k10014797871000.html
川崎市で女性の遺体が遺棄された事件をめぐり、逮捕された元交際相手の親族が女性が行方不明になったあとのことし1月、警察に対して「元交際相手が女性を殺してしまったかもしれない」などと説明していたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察はこうした緊急性が高い情報に接していたことは公表しておらず「今後の事件捜査に影響があり公表を控えた」としています。
この事件では川崎市川崎区の白井秀征容疑者(27)が、以前、交際していたアルバイト従業員の岡崎彩咲陽さん(20)の遺体を自宅に放置した疑いで逮捕されています。
岡崎さんは、容疑者からのストーカー被害を周囲に訴えたあと、去年12月から行方が分からなくなり、警察はこの直後から3月までの間に7回、容疑者から任意で事情を聞いていました。
捜査関係者によりますと、ことし1月中旬には、容疑者の親族が警察に対し「容疑者が事件に関わったかもしれない」、「殺してしまったかもしれない」などといった情報を寄せていたということです。
これについて当時、捜査を進めたとしていますが、「証言に具体性がなく行方の手がかりはつかめなかった」としています。
警察は、今月3日に事件発覚に至るまでの被害者側への対応状況を説明した際には、こうした緊急性が高い情報に接していたことを公表しておらず「事件の捜査に影響があるため控えた」などとしています。