9・19南北軍事合意の影響で、韓国軍最大規模の麻次津対空射撃場が使用されていないことが2日までに分かった。飛行禁止区域の設定により標的機を飛ばせなくなったため、結果的に9・19合意後は対空射撃訓練が中断したのだ。
韓国軍がこの日、保守系野党・自由韓国党の李種明(イ・ジョンミョン)議員に提出した資料によると、江原道高城郡の麻次津対空射撃場での訓練は昨年10月を最後に行われていなかった。韓国軍は麻次津対空射撃場で年平均13万発以上の訓練を行ってきた。韓国政府は9・19軍事合意締結の際、麻次津対空射撃場における訓練の中断までは予想できなかったという。
9・19軍事合意は軍事境界線から5キロ以内での砲撃を禁じているが、この射撃場は軍事境界線から11.5キロの距離にある。しかし訓練のために飛ばす無人標的機が問題になった。9・19軍事合意は軍事境界線から東部で15キロ、西部で10キロの範囲を無人機の飛行禁止区域としている。麻次津対空射撃場は東部地域にあるため、その範囲内に入った。
韓国軍関係者は「標的機と飛行禁止区域の関係まで考えが及ばなかったようだ」「内部での議論で標的機は無人機に該当すると判断し、訓練を中断した」と説明した。韓国軍はそれ以外の陸軍や国防科学研究院などの対空射撃場で代替訓練を実施しているが、これらの射撃場でも当然訓練が行われるため、スケジュール的に非常に厳しい日程を消化しているという。
ヤン・スンシク記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/03/2019100380021.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/10/03 11:00
韓国軍がこの日、保守系野党・自由韓国党の李種明(イ・ジョンミョン)議員に提出した資料によると、江原道高城郡の麻次津対空射撃場での訓練は昨年10月を最後に行われていなかった。韓国軍は麻次津対空射撃場で年平均13万発以上の訓練を行ってきた。韓国政府は9・19軍事合意締結の際、麻次津対空射撃場における訓練の中断までは予想できなかったという。
9・19軍事合意は軍事境界線から5キロ以内での砲撃を禁じているが、この射撃場は軍事境界線から11.5キロの距離にある。しかし訓練のために飛ばす無人標的機が問題になった。9・19軍事合意は軍事境界線から東部で15キロ、西部で10キロの範囲を無人機の飛行禁止区域としている。麻次津対空射撃場は東部地域にあるため、その範囲内に入った。
韓国軍関係者は「標的機と飛行禁止区域の関係まで考えが及ばなかったようだ」「内部での議論で標的機は無人機に該当すると判断し、訓練を中断した」と説明した。韓国軍はそれ以外の陸軍や国防科学研究院などの対空射撃場で代替訓練を実施しているが、これらの射撃場でも当然訓練が行われるため、スケジュール的に非常に厳しい日程を消化しているという。
ヤン・スンシク記者
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/10/03/2019100380021.html
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/10/03 11:00