習近平が「焦る」…!韓国が“軍事も経済も中国離れ”のウラで「米国急接近」、いま起きている「ヤバすぎる現実」
https://news.yahoo.co.jp/articles/accbed9590e481b6de63ed31d4f2442682eef1e1
(前略)
韓国国民の「中国離れ」がヤバい…!
中央日報は中韓国交正常化30周年を迎えて、国民の意識調査を行い、東アジア研究院(EAI)と共同で面接調査を企画した。
EAIの依頼で韓国リサーチは対面調査(PI)を行った。これによると「中国を信頼に値するパートナーと考えるか」という質問に、回答者の90.2%が値しないと答えた。
しかも問題は時が経つほど、中国に対する不信が強くなっていることである。2018年はその比率が77.2%であったが、その後毎年上昇し、4年間で13%増えた。当面中国に対する信頼度が回復する可能性は低そうである。
中韓間では近年、さまざまな論争対立が生じておりそれが韓国の対中感情の悪化に拍車をかけている。特に、韓国の若者の間では中国に対する嫌悪感が増大している。
以下、具体的をあげていこう。
〇韓国は北朝鮮のミサイルに対する防衛のため、在韓米軍にTHAAD配備を認めているが、これに中国が反発、韓国に対し、三不一限を遵守するよう求め、韓国の安保主権に介入している。さらにTHAAD配備に対し韓国に強度の経済的報復を行い韓国企業に大きな損害を与えている。
〇中韓間には、高句麗の帰属は中国であるとする東北工程と呼ばれる領土問題がある。これに韓国は反発したが中国は領土問題の存在そのものを否定し、無視を続けている。これと関連し、韓国の学校教材が中国を歴史歪曲国家と定め、中国不信を煽っている。
〇中韓の文化起源論争。今年2月の北京オリンピックでは、開会式で中国の56の民族の代表がそれぞれの民族衣装を身に着けて参列、そこにチマ・チョゴリをまとった女性が登場した。これは中国で暮らす朝鮮族の代表としての演出だったが、中国が韓国の文化を奪おうとしたとして、韓国で強い違和感が伝えられた。それは先にキムチの起源が中国だと主張したことがあり、多方面での文化起源論争に発展した。
中国に対する不信感の強さは、最近ウクライナ侵攻で、国際社会から仲間外れにされているロシアの87.3%よりも低かった。
さらに、歴史問題や竹島問題、輸出規制問題で対立している日本の84.3%よりも低かった。ちなみに日本の場合、信頼するとする比率は2020年の4.4%から今年は13.7%に増えており、中国に対する信頼が急速に失われていることを物語っている。
唯一の同盟である米国に対しては国民的信頼が確認された。回答者の85.1%は米国を信頼していると回答し、信頼しないとする回答は14.2%であった。
中央日報は、このような国民世論について「国交樹立30周年を迎えた両国の友好協力強化の意志に核心的な障害物になる可能性が高い」と評している。特に、最近の米中対立の中で、国民世論は米国との関係の強化、中国との関係の見直しを選択しているように思われる。