正月に餅詰まらせ搬送 7割が元日に集中 注意して食べて
2018年12月31日 4時47分
過去5年間の正月三が日に、都内で餅をのどに詰まらせて病院に搬送されたおよそ100人
のうち、7割が元日に集中していることが東京消防庁の調べでわかりました。東京消防
庁は多くの人が元日に久しぶりに餅を食べることから詰まらせやすいとみて、注意を呼
びかけています。
東京消防庁によりますと、平成26年からことしまでの5年間の正月三が日に、都内で餅
をのどに詰まらせて病院に搬送された人は合わせて97人で、このうち5人が死亡しまし
た。
搬送された人の9割は60歳以上が占めていて、餅をかんだり飲み込んだりする力が弱い
ことが原因とみられるということです。
また、過去5年間に搬送された97人を日付別に調べると、全体のおよそ7割にあたる合わ
せて66人が、いずれも元日に搬送されていたことがわかりました。
東京消防庁は多くの人が元日に久しぶりに餅を食べることからのどに詰まらせやすいと
みて、注意を呼びかけています。
具体的には、餅は小さく切って急がずによくかんで食べるほか、詰まらせた場合に備え
て、あらかじめ応急手当ての方法を理解しておいてほしいと呼びかけています。